日本カトリック平和旬間 2017
8/6(日)〜8/15(火)
1981年、教皇ヨハネ・パウロII世は広島の地で「戦争は人間の仕業です。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。」と訴えられました。この広島での平和アピールにこたえて日本の司教団は、広島に原爆が投下された8月6日から8月9日の長崎の原爆投下をはさんで、太平洋戦争敗戦に至る8月15日までの10日間を「日本カトリック平和旬間」と定めました。東京教区では毎年変わることのないメインテーマ「平和を実現する人々は幸い」に加え、今年はサブテーマとして「こどもと貧困」を取り上げます。
*今年の東京教区の中央地区企画担当は港・品川宣教協力体です。目黑教会・高輪教会・麻布教会・六本木チャペルセンターは、合同で下記の企画を平和旬間に入る前日の8月5日に目黑教会で実施します。
平和旬間2017 東京教区中央地区企画(港・品川宣教協力体 企画)
8月5日(土)14:00〜17:00 於)目黑教会
14:00 講演 作家・石井光太氏
テーマ「みんなのチャンス 〜ぼくと路上の4億人の子どもたち〜」
石井光太氏 プロフィール
1977年東京生まれ。大学卒業後にアジアの貧しい国々をめぐり、ドキュメンタリー『物乞う仏陀』(文春文庫刊)でデビュー。その後、海外の貧困から国内の災害や事件まで幅広いテーマで執筆活動を続けている。釜石市の遺体安置所における極限状態に迫ったルポ『遺体−震災、津波の果てに』(新潮文庫刊)はベストセラーになり、映画化されている。
最新刊:『世界の産声に耳を澄ます』(朝日新聞出版刊)
今回の講演のテーマは石井氏が世界を旅し撮影した、貧しい国々の子どもたちの生活を伝える写真絵本『みんなのチャンス』(少年写真新聞社刊)と同タイトルであり、アジアや世界各地で絶対貧困に苦しんでいる子どもたちの現状と、それに対して相対貧困の日本の子どもたちには、気づいていない多くのチャンスを持っていることを多くの写真を使って伝えていただく予定にしています。
15:00 五大陸のロザリオの祈り
「五大陸のロザリオ」とは、緑、赤、白、青、⻩の五色の珠を連ねたロザリオを手に持ち、それぞれの色の珠を繰るときに、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、アジア各大陸の平和を祈りつつ「聖母マリアの祈り」を唱えるというものです。
16:00 茶話会