3/24に「3/30以降の主日ミサ・週日ミサについて」のお知らせを出しましたが、3/25に東京都知事から自粛要請が出たことを受けて,麻布教会では以下の対応をすることにいたします。
1)
しばらくの間,主日ミサ,週日ミサを中止します。
教会にとってミサの中止の決断は容易なことではありません。
感染した方々の回復と事態の収束をお祈りください。
東京大司教区より、主日ミサのインターネット映像配信は継続されます。
四旬節第3主日以降のミサ動画配信(東京大司教区YouTube)
https://tokyo.catholic.jp/info/diocese/37327/
2)
3/28(土)2:00am(3/27(金)深夜26時)に、フランシスコ教皇司式による祈りと祝福(インターネット中継)が行われます。
お祈りください。(VATICAN NEWS)
3)
聖週間の典礼は非公開(中止)となります。
教皇フランシスコや東京大司教区のミサ動画配信にあずかるなど、自宅で黙想と祈りをささげてください。
受難の主日〜復活の主日(日中)のミサまでの動画配信(東京大司教区YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCc2LbUPcHohKUgO2dYhrCvw/featured
4)
教皇庁からのゆるしの秘跡に関する通達(一般赦免に関して)が出ております.
https://tokyo.catholic.jp/archbishop/message/37885/
主任司祭からのメッセージ
カトリック麻布教会の皆さんへ
四旬節も残すところわずかとなりました。いよいよ聖週間を迎え、さらに復活祭を喜びをもって祝おうとしているこの時に、わたしたちが置かれている状況は極めて深刻なものとなってしまいました。新型コロナウィルスが日本を世界を打ちのめそうとしているかのようですが、今こそ祈りの力と信仰に結ばれてそれぞれの場で困難な状況を打ち砕き祈り続けていくために、メッセージをお伝えすることにしました。
四旬節の初めからともにミサを献げることができなくなっています。四旬節は洗礼志願者の準備期間であるとともに、既に洗礼を受け教会生活をしている信者にとっては、回心・忍耐・節制・犠牲などを行いながら生活を振り返るよい機会です。今の困難な状況は、忍耐とは? 知恵を働かせるとは? 節制とは? と様々な面から見つめることができます。ミサに参加できないという状況は四旬節の精神を過ごすことそのものでもあるとも思います。
わたしたちは、みことばと聖体によって養われているのですから、ミサに参加できなくても聖書を読み、黙想し、現状を乗り越えていく力を願い求めることができます。教会のため、全世界のため、病者のため、困難にある人のため、亡くなった人のため、医療関係者のため・・・に祈ってください。
東京教区ウェブサイトにおいてミサの中継が継続して行われます。この映像をご覧になってそれぞれの住まいで祈りをともにすることができます。普段はミサがあり、聖体をいただくことが当たり前のような状況に対して、むしろ意識を高め信仰生活のあり方をも見直す機会となるはずです。ミサを待ち望みながら、聖体を待ち望みながら祈り、主日や聖週間の典礼におけるみことば=聖書や詩編の祈りを深めることができます。
聖堂は昼間開けてあります(当面7時~17時頃)。聖体の前でお祈りができます。「聖書と典礼」を置いておきますのでお取りください。「聖書と典礼」が手に入らなくても、様々な仕方で日々の祈りやロザリオの祈りなどすることができます。皆さんにお勧めします。
記録的な暖冬だった今年の桜の開花は、統計開始以来最も早かったと言われています。桜の花芽も冬の寒さで休眠し、その寒さを経て季節になると見事に花開きます。教会は休眠ではありませんが、現在の状況はこれまでにない大きな苦難・苦境です。しかし江戸時代の潜伏キリシタンが司祭不在の中でも信徒の組織によって維持・運営されていたことを思い起こすことも、大きな希望になると思います。日本の各地では「司祭不在のときの集会祭儀」を行っている地域・教会も増えています。「司祭を待ちながら」集まっている状況をも思い起こす必要があると思います。ミサを待ち望みながら、みことばと祈りをもって日々の生活を見直し振り返り、互いのいのちを守り強めていただけるよう、心から主に願い求め祈り続けてまいりましょう。