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復活徹夜祭の朗読と祈り

復活徹夜祭に皆さんが時間に会わせて聖書と祈りをしていただけるように、江部神父様が朗読と祈りのしおりを作ってくださいました。
4/11(土)の19時、共に祈りを捧げましょう。

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復活徹夜祭の読書(朗読と祈り)

1. 出エジプト記(出14・15-15・1)

(その日、追い迫るエジプト軍を見て、イスラエルの人々が非常に恐れたとき、)主はモーセに言われた。「なぜ、わたしに向かって叫ぶのか。イスラエルの人々に命じて出発させなさい。杖を高く上げ、手を海に向かって差し伸べて、海を二つに分けなさい。そうすれば、イスラエルの民は海の中の乾いた所を通ることができる。しかし、わたしはエジプト人の心をかたくなにするから、彼らはお前たちの後を追って来る。そのとき、わたしはファラオとその全軍、戦車と騎兵を破って栄光を現す。わたしがファラオとその戦車、騎兵を破って栄光を現すとき、エジプト人は、わたしが主であることを知るようになる。」

イスラエルの部隊に先立って進んでいた神の御使いは、移動して彼らの後ろを行き、彼らの前にあった雲の柱も移動して後ろに立ち、エジプトの陣とイスラエルの陣との間に入った。真っ黒な雲が立ちこめ、光が闇夜を貫いた。両軍は、一晩中、互いに近づくことはなかった。モーセが手を海に向かって差し伸べると、主は夜もすがら激しい東風をもって海を押し返されたので、海は乾いた地に変わり、水は分かれた。イスラエルの人々は海の中の乾いた所を進んで行き、水は彼らの右と左に壁のようになった。エジプト軍は彼らを追い、ファラオの馬、戦車、騎兵がことごとく彼らに従って海の中に入って来た。朝の見張りのころ、主は火と雲の柱からエジプト軍を見下ろし、エジプト軍をかき乱された。戦車の車輪をはずし、進みにくくされた。エジプト人は言った。「イスラエルの前から退却しよう。主が彼らのためにエジプトと戦っておられる。」

主はモーセに言われた。「海に向かって手を差し伸べなさい。水がエジプト軍の上に、戦車、騎兵の上に流れ返るであろう。」モーセが手を海に向かって差し伸べると、夜が明ける前に海は元の場所へ流れ返った。エジプト軍は水の流れに逆らって逃げたが、主は彼らを海の中に投げ込まれた。水は元に戻り、戦車と騎兵、彼らの後を追って海に入ったファラオの全軍を覆い、一人も残らなかった。イスラエルの人々は海の中の乾いた所を進んだが、そのとき、水は彼らの右と左に壁となった。主はこうして、その日、イスラエルをエジプト人の手から救われた。イスラエルはエジプト人が海辺で死んでいるのを見た。イスラエルは、主がエジプト人に行われた大いなる御業を見た。民は主を畏れ、主とその僕モーセを信じた。モーセとイスラエルの民は主を賛美してこの歌をうたった。

答唱詩編(エゼキエル15 典礼聖歌79①②③)

答唱 神よあなたはわたしの力 わたしの守り救い

神をたたえよう、神は栄光を現し、
馬と戦車を海に投げ入れられた。
神よ、あなたはわたしの神、わたしの先祖の神、
わたしはあなたをあがめる。

神は勇者、その名は主。
ファラオの戦車と軍勢を海に投げ入れ、
そのえりぬきの士官は紅海に沈んだ。
水は彼らを覆い、彼らは石のように深みに沈んだ。

神よ、あなたの右の手には力がみなぎり、
あなたの右の手は敵を押さえる。
神よ、こうしてあなたの民は通り過ぎ、
あなたのものとされた民は過ぎ越す。

2. エゼキエルの預言(エゼキエル36・16-17a、18、22-28)

主の言葉がわたしに臨んだ。「人の子よ、イスラエルの家は自分の土地に住んでいたとき、それを自分の歩みと行いによって汚した。それゆえ、わたしは憤りを彼らの上に注いだ。彼らが地の上に血を流し、偶像によってそれを汚したからである。

それゆえ、イスラエルの家に言いなさい。主なる神はこう言われる。イスラエルの家よ、わたしはお前たちのためではなく、お前たちが行った先の国々で汚したわが聖なる名のために行う。わたしは、お前たちが国々で汚したため、彼らの間で汚されたわが大いなる名を聖なるものとする。わたしが彼らの目の前で、お前たちを通して聖なるものとされるとき、諸国民は、わたしが主であることを知るようになる、と主なる神は言われる。わたしはお前たちを国々の間から取り、すべての地から集め、お前たちの土地に導き入れる。

わたしが清い水をお前たちの上に振りかけるとき、お前たちは清められる。わたしはお前たちを、すべての汚れとすべての偶像から清める。わたしはお前たちに新しい心を与え、お前たちの中に新しい霊を置く。わたしはお前たちの体から石の心を取り除き、肉の心を与える。また、わたしの霊をお前たちの中に置き、わたしの掟に従って歩ませ、わたしの裁きを守り行わせる。お前たちは、わたしが先祖に与えた地に住むようになる。お前たちはわたしの民となりわたしはお前たちの神となる。

答唱詩編(詩編42 典礼聖歌144)

答唱 谷川の水を求めてあえぎさまよう鹿のように 神よ、わたしはあなたをしたう

わたしのこころはあなたを求め 神のいのちをあこがれる
わたしが行ってみ前にいたり み顔を仰げる日はいつか
わたしは日夜神を問われて 明け暮れ涙を食物とする

思い起こせばこころは高鳴る 喜び祝う人々の群れ
感謝と賛美の歌声の中を わたしはみ前に進み出た

わたしのこころはなぜうち沈み 思い乱して嘆くのか
救いの神に希望をいだき かつてのようにみ前に進み
賛美の祭りをささげよう わたしの救いわたしの神に

3. 使徒パウロのローマの教会への手紙(ローマ6・3-11)

(皆さん、)それともあなたがたは知らないのですか。キリスト・イエスに結ばれるために洗礼を受けたわたしたちが皆、またその死にあずかるために洗礼を受けたことを。 わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。もし、わたしたちがキリストと一体になってその死の姿にあやかるならば、その復活の姿にもあやかれるでしょう。わたしたちの古い自分がキリストと共に十字架につけられたのは、罪に支配された体が滅ぼされ、もはや罪の奴隷にならないためであると知っています。死んだ者は、罪から解放されています。わたしたちは、キリストと共に死んだのなら、キリストと共に生きることにもなると信じます。そして、死者の中から復活させられたキリストはもはや死ぬことがない、と知っています。死は、もはやキリストを支配しません。キリストが死なれたのは、ただ一度罪に対して死なれたのであり、生きておられるのは、神に対して生きておられるのです。このように、あなたがたも自分は罪に対して死んでいるが、キリスト・イエスに結ばれて、神に対して生きているのだと考えなさい。

4. マタイによる福音(マタイ28・1-10)

さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリアともう一人のマリアが、墓を見に行った。すると、大きな地震が起こった。主の天使が天から降って近寄り、石をわきへ転がし、その上に座ったのである。その姿は稲妻のように輝き、衣は雪のように白かった。番兵たちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。天使は婦人たちに言った。「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。それから、急いで行って弟子たちにこう告げなさい。『あの方は死者の中から復活された。そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる。』確かに、あなたがたに伝えました。」婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。すると、イエスが行く手に立っていて、「おはよう」と言われたので、婦人たちは近寄り、イエスの足を抱き、その前にひれ伏した。イエスは言われた。「恐れることはない。行って、わたしの兄弟たちにガリラヤへ行くように言いなさい。そこでわたしに会うことになる。」

賛美の賛歌(テ・デウム 典礼聖歌367)

すべてのものの主、神よ、あなたをたたえて歌う。
永遠の父よ、世界はあなたをあがめ尊ぶ。
神の使い 力あるもの、ケルビムもセラフィムも絶えることなく高らかに賛美の声をあげる。
聖なる主 聖なる主 すべてを治める神 あなたの栄光は天地をおおう。
共に声を合わせあなたをほめ歌う 救いを告げた預言者の群れ けだかい使徒と殉教者。
世界にひろがる教会もあなたをたたえる。
偉大な父 まことのひとり子 あかしの力 聖霊を。
栄光にかがやく王、勝利のキリストよ、とこしえにあなたは父のひとり子。
すべての人の救いのために、おとめから生まれ、死にうち勝ち、信じるものに神の国を開かれた。
父の右に座し、すべてをさばくために、栄光のうちにふたたび来られる。
とうとい血にあがなわれたわたしたちをささえてください。
諸聖人とともに、とわのいのちを喜ぶことができるように。
神よ、あなたの民を救い、従うものを祝福し、いつまでも高めみちびいてください。
日ごと感謝をささげ、世々にあなたの名をほめたたえる。
わたしたちをきょうも、罪からお守りください。
神よ、ゆたかなあわれみをわたしたちに。
あなたにより頼むわたしたちに。
あなたにかけたわたしの希望は とこしえにゆるがない。

結びの祈願

全能永遠の神よ、あなたはきょう御ひとり子によって死を打ち砕き、永遠のいのちの門を開いてくださいました。
主イエスの復活を記念し、この神秘にあずかるわたしたちを、あなたの霊によってあらたにし、永遠のいのちに復活させてください。
わたしたちの主イエス・キリストによって。
アーメン。

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