カトリック東京大司教区の皆さんへ
カトリック東京大司教区 大司教
菊地功
緊急事態宣言解除を受けて
緊急事態宣言が、3月21日をもって解除されました。しかしながら状況は流動的で、今後も慎重に行動することが大切だと考えます。
今般の感染症の事態にあたり、この一年間、東京大司教区では「感染しない、感染させない」ことを念頭に、自分の身を守るだけではなく他の方々への十分な配慮をもってお互いのいのちを守るために、感染症の拡大に対応しながらさまざまな感染対策を実施してまいりました。現時点においては、亡くなられた信徒の方が少なからずおられることや、司祭や信徒で感染された方もおられるとの報告は受けていますが、教会活動を起源とした感染拡大は報告されていません。とはいえ、ワクチン接種も始まったばかりですし、まだまだ細心の注意を持って行動しなければなりません。
緊急事態宣言の解除にあたり、基本的には今年1月7日付で発表した文書「日本政府の緊急事態宣言再発出を受けて」における対応から大きく変更はいたしませんが、以下に記す若干の変更をさせていただきます。
ミサ以外の、会議や会合、集い、勉強会などの対面の活動は、可能な限りオンラインとするものの、会場の収容人数や換気、時間(最大でも2時間以内)に慎重に配慮しながら、実施することも出来ることといたします。なお飲食を伴う行事は控えてください。
なお、3月28日からの聖週間に関しては、今年もバチカンからの感染対策の指示が出ており、小教区の司祭には、東京教区としての典礼ガイドラインをすでに配布いたしました。昨年は実施できなかった聖週間の典礼ですが、今年は、現時点では実施する予定です。ただし、全員での行列や洗足式の中止など、典礼においてはさまざまな臨時の変更や制約があることをご承知ください。これについては、主任司祭からの指示に従ってくださいますようにお願いいたします。
以上