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教会誌「こころ」巻頭言
Kokoro
2016年 6月 5日(日曜日)

「ミサ」に触れて、お願いしたいことなど 

教会誌「こころ」2016年6月号より

 

主任司祭 パウロ三木 稲川圭三

 

わたくしは、2012年の4月22日に麻布教会に着任しましたので、ここに来て丸4年が過ぎました。あっという間に過ぎてしまった、というのがわたくしの実感です。6月は「イエスのみこころの月」。麻布みこころ教会の月にあたって、今回は共同体の中心である「ミサ」に触れて、日頃思っていること、お願いしたいことなどを、少し勝手に書かせていただくことにしました。

祭壇を囲んで、ミサをお祝いしてほしい。
ミサを司式するとき、祭壇から会衆席を見ると、後ろの方ばかりに人がおられ、前の方が「がら空き」であることがあります。司式者の司祭の責任もあると思いますが、とても寂しく思います。祭壇は聖堂の中にあって、主の晩餐の食卓であり、またキリストご自身の象徴でもあります。祭壇を囲んでミサをお祝いしてほしいのです。司祭月例集会の時、大司教さんのお話の時、カテドラルの大聖堂で同じ現象が起こってしまいます。わたしは、前が空いているのが寂しいのを知っているので、なるべく前の方に座ります。後ろから見ると、そんなに感じないかもしれませんが、前からみるとがら空きなのです。いきなり一番前にと言われても、皆さんそれぞれに慣れ親しんだ場所があるかと思います。それで、もし皆さんがいつもより3列前に座ってくださるようになったら、ミサはずいぶん変わると思います。

子ども連れの方は、なるべく前に座ってほしいです。
子どもたちは背が低いので、前にどなたかがいると、何も見えなくなってしまいます。それで、なるべく前に座っていただきたいと望みます。ミサで司祭がしていることを、子どもは見ているのです。子どもたちがぐずった時、聖堂の外に連れて行かなくてはならないので、迷惑がかかるので後ろの方に座りたい、とおっしゃる方も、多いでしょう。また、あまり何回も前に座るようにと言われると、精神的に負担になる、という方もあるかもしれません。でも、それでも前に来てほしいのです。イエスさまも福音書の中で「子どもたちをわたしのところに来させなさい」(マルコ10・14)とおっしゃっています。一番前には、多少子どもたちが動き回るスペースもあります。子どもとお年寄りは、教会の宝です。小さいお子さんのいらっしゃる家庭では、どうしても子どもさん中心の生活パターンになるでしょう。それが普通です。そのように、教会のミサに小さい子どもさんがいるなら、多少なりとも、子どもたち中心になっていくのです。それは当然のことなのだと思います。子どものいるご家庭では、家で子どもが泣くのは、当たり前です。また子どもは、何時に泣くと決めてくれません。そのように、ミサの中で子どもが泣いたり、おしゃべりしてしまったりするのは、当たり前のことです。教会の子どもなのですから、自分たちの子どもです。教会が、自分たちの子どもが泣いたりさわいだりすることを大目に見ないなら、教会の将来はないと思います。

小さい子どもは、危険がない限りは、どこでもフリーパスでいいです。
幼稚園に上がる前くらいの小さい子どもたちは、ミサ中も結構ちょこちょこ歩いていますね。時折、中央の絨毯の真ん中に出てきて、びっくりしたような顔で神父の方も見ていたり、くるっと向きを変えて中央の通路をトコトコと走ったりすることもあります。わたくしは、そういうことは全く構わないと思います。少し好きに動いてもらったらいいと思います。「危険がないように」ということだけは気をつけていただければ、ミサ中ちょこちょこ動いてもらってもいいと思います。たくさんの人の目で見てもらいながら、そういう経験を重ねて、教会の子どもとして育っていくのだと思います。たとえおチビさんが、司祭がミサを捧げている、その同じ段にあがって来たとしても構いません。危険でないかぎり、全然問題がありません。一切フリーパスでいいと思います。

皆さん、一緒に大きい声で歌いましょう。
聖アウグスチヌスの有名な言葉に、「歌う人は二度祈る」というものがあります。歌うということは、よく祈ることだという意味だと思います。ミサの中の歌は祈りなので、上手に歌う必要があるわけではありません。でも、祈りなので、一生懸命歌ったらよいのだと思います。わたしはミサ中に皆さんが大きな声で歌っているのが好きです。大きな声で、一生懸命歌う時、神さまへの賛美になっているのだと思います。そして、それに合わせてその中に、小さい子どもの声が聞かれる時、とても嬉しくなります。皆が思い切り大きな声で歌い、そしてその中に子どもの声も聞かれるような賛美が、いつも聖堂の中に響きますように。皆さん、一緒に大きな声で歌いましょう。

とりとめなくなりましたが、毎週の「ミサ」に触れて、お願いしたいことを書いてみました。神父だけ言いたいことを言うのは、フェアではありませんね。ミサのことで、何か神父に言いたいことがありましたら、典礼部会を通して、どうぞ、お手柔らかにお伝えください。

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